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斜めになった両備バスの「B8」 [廃車]

今日はまた廃バスについて書きます。

以前書いた「B8」というバスの記事と同型のバスです。

70年代から90年代初頭まで、岡山県にある「両備バス」という会社にて、

このB8というバスは多く使用されていました。

そのため現在でも、岡山県内の各所に放置されている姿を

目にすることができます。

その中でもこれは、私が一番好きなシチュエーションにある「B8」です。

斜めのB8に会いにきました

ここは岡山県の某山間部でして、広島県境に近いところです。

ご覧の通りこのB8は、傾いた状態で時が止まっています。

元々はちゃんとまっすぐに置かれていたのでしょうが、

片側が斜面になっていて安定が悪く、こうなってしまったのでしょう。

 

私はこのB8を、8年ぐらい前に発見したのですが、

その時はもうこの斜めの状態でした。

落ちそうで落ちません

B8には、登場時期などで様々なバリエーションが存在していましたが、

このB8の最大の特徴は、このライトまわりの「東名グリル」であります。

東名グリル

「東名グリル」 って、料理店ではありませんよ。

私もこの名前の由来はよくわからないのですが、

左右のヘッドライトを繋いでいる部分のデザインが、70年代頃の流行でした。

「東名グリル」のバスは、両備だけでなく、当時はいろんなバス会社で、

ほんとによく見かけました。

同時代の他のバスのデザインに比べて、重厚でゴージャスな印象でしたね。

 

後ろ側ですが、残念ながらB8のエンブレムは、すでに失われていました。

後ろ姿

 

【 参照 】 ↓↓↓ 以前の記事の「B8」のエンブレム

「B8」のエンブレム

後ろのライトの形状も異なりますね。

子供の頃の私は、 こんな些細な違いを見つけて楽しんでいたものです。

 

それでは、車内に入ってみます。

 

と言っても、ドアがある側が、斜面の下側にあたり、ここから入るのはとても勇気が必要です。

もしも、倒れてきたら・・・とビクビクしながら、どうにか入ることができました。

運転席

そこにはなつかしい運転席がほとんどそのまま残っていました。

子供の頃、私はよくB8に乗ったのですが、

席が空いていたら必ずいちばん前の席に座って、

運転手さんの運転する様子をずっと眺めていました。

なのでB8のコクピットはよく覚えていて、ホントなつかしいです。

 

このB8も最初は観光バス用として生まれて、

その後路線バス仕様へと改造されたのですが、

観光バス時代の名残のオーディオもなつかしいです。

古めかしいオーディオ

 

室内を見ると、シャツやら布団やらが・・・。

やたらと生活の香りがします。

生活の痕跡が・・・

このシャツ、洗えばまだ着れそうなぐらい痛んでいません。

この傾いた車内で、最近まで生活していた人がいたのでしょうかねぇ?

 

斜めの車内はどうも不安なので、

早々に外に出て、改めてB8の美しい姿を堪能しました。

クマザサがとてもイイです!

クマザサの中

最初にシチュエーションが好きだと書きましたが、

このB8の周囲には、人の気配や家などもなく、とても静かな山の中です。

 

通常、廃バスを倉庫などとして再利用する際、多くは人里に置かれます。

その写真を撮ろうとすると、バス以外になにかしら人工物が

写ってしまうので、いつも構図選びに苦労することとなります。

 

その点、このB8は大自然の真っ只中に放置され、

周囲を植物に取り囲まれつつあり、理想の被写体であります。

私の写心?は刺激されないではいられません。

こんな状況に置かれた廃車や廃墟などが、

私の中にある撮りたいイメージにピッタリとはまるのです。

 

いつまでもこのままでいてくれ

そして何よりもこの優しくも力強いデザイン、

ほんとに愛すべきバスであります。

ずっとこのまま放置さて続けてほしいと願うばかりです。


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106シルバーカー

良いですな。最後の写真が好きですわ。
自然環境に気を使わず汚染も目立った経済成長期の製品が、
今はクマザサに呑み込まれかけている・・。
しょせん人間はお釈迦様の掌の上なんだね。
地球には勝てません(笑)

掌の上の小さな人間だけど、たくましいねえ!!
どんなトコでも住んでいるんだねぇ!(爆笑)


by 106シルバーカー (2010-07-05 17:13) 

ミムラネェ

こんにちは
まるでバスが森の一部かのようですね~^^
ichimannetさんの所で廃バスの写真を見たのは
確か2度目ぐらいだったと思いますが
最近、ドライブ中に廃バスを見つけると、目で追う様に
なっちゃいました
・・・というか、目に入る様になったってσ( ̄∇ ̄)すごい!(笑)
by ミムラネェ (2010-07-05 17:24) 

けい

シャツが!?もしどなたかがお住まいだとしたら
その住人さんとはち合わせにならなくて良かったです;;

傾いて倒れちゃいそう・・というか
このまま緑に飲み込まれそうな感じがするなぁ。
倒れないで飲み込まれて欲しいかも><
by けい (2010-07-05 22:05) 

りあ

人工物がない場所にポツンとあるのは本当いいシチュですよね。
廃バスは乗用車とかと比べると、やはり大きいだけに
写真に撮ると迫力がありますねぇ。
マジマジと拝見してしまいました♪
by りあ (2010-07-05 23:06) 

ichimannet

106シルバーカーさん
最後の写真、自分でも気に入ってます。ありがとうございます。
なんだかスケールの大きな話へと発展しておりますね~。
まさにB8は、経済成長の真っ只中の頃のバスなんですね。
人々はただ娯楽を求め、わんさか観光地に向かっていた時代でしたね。
人間も植物も小さな存在ですが、いつもお釈迦様は優しく見守ってくれていると思います。

ミムラネェさん
森の一部とは、とてもうまい形容ですね~!
おぉ~!廃バスが気になるようになってきましたか!
ぜひともミムラネェさんの地元の廃バスをご紹介下さい(笑)
私も最初は、「なんか気になるバスが・・・」っていうのが、撮るようになったきっかけです。
バス会社、年代、形式、利用方法等、廃バスを探すようになると、いろんな奥深い要素があり、興味は尽きませんよ~。

けいさん
その通り、このままの状態で、緑に飲み込まれていって欲しいですね。
もしも住民の方とはち合わせになったら、それはそれで色々お話を聞いてみたいです。
もしウチの庭にスペースがあったら、廃バスか廃電車を置いて住んでみたいな~と、私も心の奥底で思っているフシがあるので、同じ趣向の者同士で話が合ったりして…。

りあさん
ご覧頂きましてありがとうございます。
私もここは惚れ惚れするシチュでありました。
廃乗用車も、それはそれで素敵な車両もありますが、やはりバスぐらいの大きさが見ごたえありますね。
なぜか、廃バスというのは言い知れぬ魅力がありまして、見てみぬふりができないんですよね~。
by ichimannet (2010-07-05 23:42) 

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